喉が痛いときの原因や症状と対処法

喉が痛い時に、薬を飲んでもなかなか効かなかったり、原因がわかりにくいこともあります。 症状も、扁桃腺の腫れ、咳、鼻水の有無や痰の色など、いろいろあって対処法がわかりにくいです。 こんな時、何科に行くべきなのか、どんな食べ物・飲み物を摂るべきなのか、どんな薬が効くのかなどについて、まとめました。

扁桃腺が腫れていたり白い・耳が痛い場合に効く薬と判断の仕方

喉が痛い時に、扁桃腺が腫れることがあります。

 

そういう場合は、喉の痛みの原因がどの病気なのかを知っておくと、正しい対処ができますね。

 

扁桃腺炎なのか、風邪なのか、判断するには何を基準にしたらいいのか、また、その場合に効く薬はどれなのか、などについてまとめます。

 

扁桃腺が白いのは何?

扁桃腺が白くなる原因は喉に膿栓と呼ばれる、白血球や細菌の死骸が固まったものが付着しているためです。

 

鏡でのどの奥をみると、白い塊状のものが点々とくっついて見えた場合、それは膿栓で臭い玉とも呼ばれます。

 

膿栓の付着は風邪やインフルエンザなどの細菌感染が原因で起こります。

また、溶連菌感染症にかかってしまった際にみられることもあります。

 

この膿栓は臭いを放ちますから、口臭がきつくなる傾向にあります。

 

咳を勢いよくしたときに、白い塊状のものがとれて一緒に飛び出してくるときがあります。
決して潰してはいけません。
とても臭いです。

 

もし喉の痛みに加えて口臭が気になるようになったら、扁桃炎や急性扁桃炎、慢性扁桃炎を疑うようにしてください。

 

膿栓を防ぐには、お茶でうがいをするなどの予防が大切です。




扁桃腺が腫れてない場合は?

扁桃腺が腫れていないのに喉の痛みを感じる場合は、上咽頭炎になっている可能性が非常に高いです。

 

喉が痛む時は扁桃炎だと考えてしまいがちですが、喉の痛みの場所として多いのは扁桃腺よりも上咽頭であるケースであるとも言われています。

 

扁桃腺が腫れていないのに唾や水分を飲み込んだ時に痛みを感じた場合は、喉の奥の見えない部分にある上咽頭の粘膜に炎症を起こしている場合がとても多いのです。

 

上咽頭炎になると粘膜部分から分泌物が出てきます。この分泌物が痰や咳、喉のイガイガする違和感の大きな原因になります。


風邪による喉の痛みは急性の咽頭炎である事が多く、喉の痛みが引いても炎症自体は治っていないケースもあります。

 

この状態で長期間放置していると、慢性の上咽頭炎になる場合がありますので、気になる方は一度耳鼻科で上咽頭の検査を受けてみる事をお勧めします。

 

そのほかに、のどが熱くて、何かあるような気がしますが、とくに腫れていない場合、精神的なストレスが原因かもしれません。


異物感が気になるときは、専門医の検査を受けましょう。
胃液ののどへの逆流、甲状腺の肥大、舌扁桃の肥大などが疑われます。

 

また急性咽頭炎が慢性化すると抗菌薬などはあまり効きません。
よくうがいをすることがよいでしょう。


慢性咽頭炎の症状は、粘膜の乾燥、軽い発赤、軽い痛みがあります。
急性咽頭炎のように粘膜が真っ赤に腫れるということはありません。

 

慢性咽頭炎は、喫煙やほこり、胃酸の逆流、有害物質、後鼻漏などが誘因となる場合もあります。

 

禁煙し、副鼻腔炎や逆流性食道炎がある場合には、治療につとめる必要があります。

 

扁桃腺に効く薬はある?

扁桃炎の原因は、ウイルスや細菌感染によるものですから、通常医療機関を受診すると細菌やウイルスを殺す力を持つ抗生剤や抗ウイルス剤、抗菌剤が処方されることになります。

 

細菌感染の場合、ペニシリン系の抗生物質製剤を10日間服用します。
処方された量を守り、途中で勝手に薬を止めたりしないことが大切です。


ウイルス感染の場合、解熱剤、湿布を胸に貼るなどからだの痛みやつらさをやわらげましょう。

 

刺激物や熱いものなどでのどに急性の炎症が出た場合は、安静にしてうがい、消炎薬を服用します。

 

基本的には、手洗い、うがいを忘れずに外出から帰宅したときは、とくに気をつけましょう。

 

市販の内服薬には菌を殺すような強い成分を持つ成分を配合させる事が出来ません。

 

ただ、塗り薬やうがい薬には殺菌成分を配合する事が可能ですから、咽頭炎で市販薬を使用する場合には扁桃腺に直接スプレーするタイプの薬やイソジンが配合されているうがい薬を使用すると効果的です。


扁桃腺の腫れを抑えるためには、抗炎症成分であるトラネキサム酸や甘草エキスが含まれているものが効果的になりますので、内服薬を購入する場合は参考にしてみてください。

 

また漢方薬を使用する場合は、初期症状であれば葛根湯、発症から3、4日程度の時間が経過している場合には小柴胡湯が有効です。


市販薬を活用する場合には、まず殺菌成分のあるうがい薬で粘膜状の細菌を殺し、その後に漢方薬や内服薬を利用して残りの細菌を倒すというやり方が非常に有効です。

 

ただ、漢方薬を利用する場合は、個人の体質によって効果の出方が異なるケースが多いですから、購入前に薬剤師に相談する事をお勧め致します。

 

扁桃腺と耳も痛い場合は?

喉の痛みがある時に、耳の痛みを感じる事もあります。

 

この痛み方は、食べ物を飲み込んだ際に痛む、何もしていないの痛む、時々思い出したようにズキっとした痛みが来るなど、人によって様々です。

 

喉の痛みと共に耳が痛くなる病気の代表的なものには、扁桃腺の炎症があります。喉の炎症範囲が広がることで扁桃腺の外側にある迷走神経や舌咽神経などの神経が刺激されて、耳の痛みを感じることがその原因です。


この炎症が酷くなりさらに炎症範囲が広がると、食事どころか水や唾を飲み込むだけで激しい痛みを感じるようになる事もありますので、早めに耳鼻科などを受診する事が大切です。

 

また、風邪や咽頭炎を起こしていると細菌やウイルスが鼻を強くかんだり、あくびをしたり、咳などをした際、耳管を通り中耳に入ってきてしまい、急性中耳炎になることがしばしばみられます。

 

耳鼻咽喉科では、急性中耳炎の程度によって、鎮痛薬、抗生物質製剤を処方してくれます。

 

重症の場合は、抗菌薬の点滴、鼓膜の切開で中耳の膿を出しだりします。

鼓膜の切開で膿を出してしまうと耳の痛みがおさまる場合があります。

 

急性中耳炎の場合、夜中に急に耳が痛くなってしまったときは、家にある市販薬の解熱剤などを必要最低限で使用します。

 

解熱剤には鎮痛効果があるので、急性中耳炎の急な痛みをやわらげてくれます。

 

鎮痛薬をのんでも効かないときは耳鼻咽喉科の受診をして下さい。

 

風邪や咽頭炎を起こしていると細菌やウイルスが鼻を強くかんだり、あくびをしたり、咳などをした際、耳管を通り中耳に入ってきてしまい、急性中耳炎になることがしばしばみられます。

 

耳鼻咽喉科では、急性中耳炎の程度によって、鎮痛薬、抗生物質製剤を処方してくれます。

 

重症の場合は、抗菌薬の点滴、鼓膜の切開で中耳の膿を出しだりします。
鼓膜の切開で膿を出してしまうと耳の痛みがおさまる場合があります。

 

急性中耳炎の場合、夜中に急に耳が痛くなってしまったときは、家にある市販薬の解熱剤などを必要最低限で使用します。

 

解熱剤には鎮痛効果があるので、急性中耳炎の急な痛みをやわらげてくれます。
鎮痛薬をのんでも効かないときは耳鼻咽喉科の受診をして下さい。