喉が痛いときの原因や症状と対処法

喉が痛い時に、薬を飲んでもなかなか効かなかったり、原因がわかりにくいこともあります。 症状も、扁桃腺の腫れ、咳、鼻水の有無や痰の色など、いろいろあって対処法がわかりにくいです。 こんな時、何科に行くべきなのか、どんな食べ物・飲み物を摂るべきなのか、どんな薬が効くのかなどについて、まとめました。

喉が痛い時に病院は何科に行くべき?症状や特徴別の判別方法

喉が痛い時、症状によっては何科に行くべきなのか、わかりにくい場合がありますよね。

 

例えば、喉だけじゃなく耳まで痛みがある場合は、内科なのか、耳鼻科の方がいいのか、などです。

 

病院に行くと言っても、耳鼻科の無い病院だってありますから、行く前にある程度自己判断でもどこに行くべきなのか知っておくと、いざという時に無駄足になるのを回避できる場合もあるかと思います。

 

喉の痛みで、何科に行くか迷いがちな、よくあるパターン別にまとめてみました。

 

普通は何科に行くべき?

普通、喉が痛い場合は風邪を疑い、まずは病院の内科を受診するべきでしょう。


鼻風邪ではウイルスが原因となり、喉や鼻などといった上気道の炎症を起こします。


喉が痛む際、うがい、マスクといった予防法がありますが、その他トローチや鎮痛剤が喉の痛みをやわらげます。


乾燥も喉に良くないので、加湿器などの使用をおすすめします。


風邪がひどくなると、鼻がつまり鼻腔からウイルスや細菌が感染、結膜炎を起こす場合があり、黄色い目やにが両目に発症することがあります。


こういった場合は内科とは別に眼科を受診します。


眼科受診の際は、風邪症状を伴っていることを医師に報告しましょう。
診断により、抗菌点眼薬を使用します。

 

しこりがある場合は何科?

内科、耳鼻咽喉科の病院を受診して下さい。


耳の下、顎の下など頸部にしこりの症状がある場合、リンパの腫れを疑います。
ウイルスや細菌が首のリンパ節に感染して腫れている状態です。


リンパは、ウイルスや細菌を退治するためリンパ球を増やしますからリンパ節が腫れる症状が起こります。


痛みや熱が出る場合もあります。
診断により抗生物質製剤が処方され、服用します。


また喉の炎症がひどい、扁桃にぶつぶつがある、咽頭痛、嚥下痛など局所症状が強い場合は急性扁桃炎を疑います。

 

耳の奥が痛い場合は何科?

耳は、耳鼻科です。

耳の奥が痛むという症状から、急性中耳炎が疑われます。


病院で風邪と診断された後、鼻をかむ、咳をするなどから、細菌やウイルスに感染して耳が痛くなる場合があります。


中耳の膿が鼓膜を押して痛みますので耳鼻科を受診されるのが良いでしょう。


診断後、軽ければ抗生物質製剤の処方、状態が悪い場合は鼓膜の切開をして膿を出すこともあります。


切開された鼓膜は自然に閉じますので心配はありませんが、繰り返し切開するのは良くありませんので、早めに病院を受診されることをおすすめします。


突然の耳の痛み、耳鳴り、めまい、耳閉塞感がある場合は突発性難聴、ぐるぐる回る激しいめまい、耳鳴り、吐きけが強い場合はメニエール病を疑います。

 

舌も痛い場合は何科?

舌が痛い場合、口腔外科、歯科、耳鼻咽喉科があります。


高い熱が出た後、胃腸障害、口内炎で舌が痛みます。
免疫力の低下の場合もあります。


2日から10日で、自然に治癒しますが、痛みが強い場合はステロイドの塗り薬、ビタミン剤の補強などがあります。


舌炎症状と口腔内の疾患との関係は、潰瘍、炎症、舌に対する刺激など原因がさまざまで分かっていないことが多くあります。


なかなか治らないなど再発性口腔内アフタ性潰瘍の場合、ベーチェット病が疑われることもありますので放置せず病院を受診して下さい。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか、一言で「喉が痛い」と言っても、付随する症状によりいろんなパターンが考えられます。

 

自己判断で、決め付けてしまうのは良くないですが、何科に行くべき症状なのか?ぐらいの事は、大まかに予測できると、対処の取りかかりがスムーズになるのではないか、と思います。